第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、第9日を迎え、2回戦3試合が行われる。第1試合では、強力投手…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、第9日を迎え、2回戦3試合が行われる。第1試合では、強力投手陣を誇る仙台育英に、好調な開星打線が挑む。
【大会第9日第1試合(8時00分)】
仙台育英(宮城)-開星(島根)
仙台育英は初戦でプロ注目エース左腕の吉川 陽大投手(3年)が5安打12奪三振の完封劇を見せた。宮城大会では、制球力のいい右腕・梶井 湊斗投手(2年)や、左腕の井須 大史投手(2年)が、先発したこともあり、2回戦も吉川が先発するかどうかは未知数だが、いずれにしても好投手をそろえていることは確か。仙台育英とすれば、投手陣の層の厚さを見せつけたいところだろう。
開星は初戦で延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。スコアは6対5だったが、打線は11安打を放った。島根大会では決勝史上最多の26得点を挙げたこともあってか、チーム打率は.430を誇る。その打力を甲子園初戦でも見せたことになる。
初戦では5番・松本 七斗捕手(2年)と、小畑 武流内野手(3年)の2人が3安打をマークした。2人とも島根大会では2ケタの背番号を背負っていたが、甲子園ではレギュラー番号を背負って活躍を見せた。勢いに乗っている2人を中心に、仙台育英の強力投手陣をどう打ち崩すかが注目される。