【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 1-2 京都サンガF.C.(8月10日/豊田スタジアム) …

【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 1-2 京都サンガF.C.(8月10日/豊田スタジアム)
スタジアムも騒然となった。名古屋グランパスのFWキャスパー・ユンカーが挑発するようなポーズを取れば、京都サンガF.C.の須貝英大が今にも殴りかかりそうになるなど、ピッチは一触即発の事態となっていた。
注目の場面は、明治安田J1リーグ第25節で名古屋が京都とホームで対戦した一戦でのことだ。
スコアレスで迎えた52分、京都のゴールキックでGK太田岳志が大きく蹴り出したボールが名古屋陣内へと届くと、競り合いで転がったボールがハーフウェー付近へ。これを後ろ向きで回収しようとした名古屋・和泉竜司の背後から京都・須貝英大がプレスをかけてボールを強奪すると、審判はその際に須貝がファウルを犯したとしてすぐさま笛を吹き、名古屋ボールとなった。
その直後、スタジアムは騒然。審判がしきりに「ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ」と笛を吹き鳴らして選手を抑制しようと試みる。そこでは、今にも殴りかかりりそうな勢いの須貝を、名古屋のキャプテン・和泉がなだめている。一方、森壮一朗に抑え込まれているユンカーも、左手で須貝に向かって「かかってこいよ」とばかりに挑発するようなポーズを見せていた。
実況・福本義久氏が「リスタートをユンカーが早めようとしたところでしたが…」と話すと、解説・原一樹氏もこのシーンについて「(ユンカー選手は)前線に(味方が)いなかったのでちょっと(須貝選手にボールを)当てる形になったのかなと、それで須貝選手も怒ることになったのかな」と説明。実際、ファウルを犯した須貝が自陣に戻ろうとした際、ボールはその須貝の足元付近にあったものの、ユンカーがすぐに蹴り出したことで須貝に当ててしまっていた。

この様子にSNS上のファンは「リスタートでまた荒れる」「結局あの森島のやつイエロー出しちゃったから、お互いにそれ狙いばっかりで荒れてるんだよな」「矢印は審判ではなくゴールへ」などと話題に。
この試合では、前半45+4分に京都FWラファエル・エリアスがクイックリスタートしたところ、ボールの至近距離にいた名古屋MF森島司にあたり、森島はリスタートを妨害したとしてイエローカードを提示されていた。
結果的に、審判は和泉とユンカー、京都のキャプテン・福岡慎平と須貝を呼び寄せてコミュニケーションを図り事なきを得たものの、思わぬところで騒ぎが大きくなってしまっていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)