※7月に配信された記事のなかで、注目を集めた記事を再配信いたします。篠塚和典が語るイチロー 前編 日本人初の快挙となるア…

※7月に配信された記事のなかで、注目を集めた記事を再配信いたします。

篠塚和典が語るイチロー 前編

 日本人初の快挙となるアメリカ野球殿堂入りを果たし、日米両方の野球殿堂入りを果たした史上初の選手にもなったイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)。そんなイチロー氏が長年使っていたバットは、首位打者に2度輝くなど球史に名を残す安打製造機・篠塚和典氏(元巨人)が使っていたモデルをベースにしていた。

 第2回WBCではイチロー氏が選手、篠塚氏がコーチとして共闘。何かと接点のあるイチロー氏のバッティングに対する見解を、篠塚氏が現役時代にバッティングで意識していたことも含めて聞いた。


米野球殿堂入りの式典に出席したイチロー氏

 photo by Imagn/ロイター/アフロ

【イチローと篠塚、バッティングの共通点】

――まずはイチローさんの功績について、ご感想をいただければと思います。

篠塚和典(以下:篠塚) 日米通算4367安打をはじめ、メジャーリーグの年間最多安打記録262本や10年連続200安打以上......この成績を考えれば、アメリカ野球殿堂入りも当然のことじゃないですか。決して恵まれた体格とは言えない体で、長年に渡って大きなケガもせずに試合に出続けましたし、体のケアをしっかりと続けた成果でしょうね。

【プロフィール】

■篠塚和典(しのづか・かずのり)

1957年7月16日生まれ、東京都出身、千葉県銚子市育ち。1975年のドラフト1位で巨人に入団し、3番などさまざまな打順で活躍。1984年、87年に首位打者を獲得するなど、主力選手としてチームの6度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献した。1994年を最後に現役を引退して以降は、巨人で1995年~2003年、2006年~2010年と一軍打撃コーチ、一軍守備・走塁コーチ、総合コーチを歴任。2009年WBCでは打撃コーチとして、日本代表の2連覇に貢献した。