熱戦が続く夏の甲子園。鹿児島代表の神村学園は、8月13日の大会8日目・第3試合に創成館との初戦を迎える。昨年、一昨年と、…
熱戦が続く夏の甲子園。鹿児島代表の神村学園は、8月13日の大会8日目・第3試合に創成館との初戦を迎える。昨年、一昨年と、夏の甲子園では2年連続でベスト4に進出しており、今年は悲願の甲子園初制覇を狙う。
チームの中心を担うのは、主将で3番・遊撃手の今岡 拓夢内野手だ。1年生から甲子園の土を踏み、地方大会では打率.455を記録。打撃では勝負強さに加え、広角に打ち分ける柔軟さを持ち、守備では三遊間の深い打球も軽快なステップと強肩でアウトに仕留める。大型遊撃手としてプロ注目の声も上がっており、今大会はその真価を示す舞台となる。
今岡は6月の密着取材で、全国制覇への強い思いを口にしていた。
「やっぱり1年夏から2年連続で甲子園に出場して、2年連続で準決勝敗退というすごく悔しい思いをしています。この悔しさは必ず自分たちの手で晴らしたいので、絶対に甲子園に出場して、ベスト4の壁を乗り越え優勝できたらいいなと思ってます」
卒業後の進路は、すでにプロ一本で固めている。ドラフト指名を目指すためにも、今大会での活躍は欠かせない。全国の舞台で結果を残し、幼いころからの憧れだったプロ野球の扉を開きたいと今岡は強く語った。
「自分は大型ショートだと言われているので、坂本勇人選手などを目標にやってます。夏に結果を残して、ドラフト指名に繋げたいと思います」
鹿児島の地から全国の頂へ。主将として、そして未来のプロ野球選手として挑む熱い夏が、いよいよ幕を開ける。神村学園の背番号6が描く軌跡から、目が離せない。