セレクトセールで5億1000万円の高値となったショウナンアデイブ(牡6、栗東・高野友和厩舎)が、札幌記念(3歳上・G…
セレクトセールで5億1000万円の高値となったショウナンアデイブ(牡6、栗東・高野友和厩舎)が、札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ショウナンアデイブは父ディープインパクト、母シーヴ、母の父Mineshaftの血統。半姉のキャスリンソフィア(Cathryn Sophia)は16年のケンタッキーオークスの覇者。20年のセレクトセール1歳では同年の最高価格となる5億1000万円(税抜、以下同)の高値で取引された。
ここまで28戦4勝。5走前の修学院Sを制し、待望のオープン入りを果たした。その後、2年8カ月ぶりの重賞挑戦となった中山金杯は7着に終わったものの、3走前の小倉大賞典で2着に奮闘。それも勝ったロングランとは僅かにクビ差だから、良血開花を印象付ける走りだった。近2戦の新潟大賞典、小倉記念はともに13着とあって、GIIで強気なことはいえない現状だが、立ち回り一つで善戦は可能だろう。
国内のセールで取り引きされた馬に限ると、過去最高額の重賞勝ち馬は14年のきさらぎ賞とチャレンジCを制したトーセンスターダム、19年のきさらぎ賞を勝ったダノンチェイサー、24年の中日新聞杯覇者のデシエルトの3頭で2億5000万円。したがってショウナンアデイブが勝てば、3頭を抜いて首位浮上となる。かつてない強敵相手となるので楽ではないが、高配当の主役となってほしい。