◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7601yd(パー70)年間ポイン…

松山英樹は最終戦圏内で2戦目へ

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7601yd(パー70)

年間ポイントレース(フェデックスカップ)上位50人が進出するプレーオフシリーズ第2戦が14日(木)に開幕する。通常大会の4倍のポイントが付与される、予選カットのない4日間72ホール競技。翌週の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)に進出するポイントランクトップ30が決まる。

1899年に始まった「ウエスタンオープン」の流れを汲むトーナメントは、現行のフェデックスカップがスタートした2007年から自動車メーカーBMWがメインスポンサーを務める。前週ジャスティン・ローズ(イングランド)が制したシリーズ初戦「フェデックスセントジュード選手権」と最終戦が毎年同じコースを舞台とするのに対し、第2戦は全米各地の名門クラブをローテーション。ことしはボルチモアにあるトム・ファジオ設計のケイブスバレーGCが4年ぶりに大会をホストする。

コロラド州のキャッスルパインズGCで行われた昨年大会はキーガン・ブラッドリーが制した。9月の欧米対抗戦「ライダーカップ」の米国選抜主将はポイントランク14位と今季も好調。ケイブスバレーGCでの前回2021年大会でブライソン・デシャンボーを6ホールに渡るプレーオフで下したパトリック・カントレーは同19位で会場入りした。

ランクトップのスコッティ・シェフラーに次ぐ2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は第1戦をスキップし、今大会からプレーオフシリーズを戦う。ローズにプレーオフ負けしたJ.J.スポーンは3位から、そしてまたしても悲願の初優勝を逃したトミー・フリートウッド(イングランド)は8位からリベンジに臨む。

前週17位だった松山英樹は昨年までの直近2年、故障を理由に本大会を棄権している。当地で行われた21年は通算9アンダーの46位。1月の開幕戦「ザ・セントリー」以来のトップ10入りを望む中、出場した直近4試合はすべて20位以内でフィニッシュ。ランク21位から2年連続11回目の最終戦進出を確実なものにしたい。

なお、ランキング5位のセップ・ストラカ(オーストリア)が欠場するため49人のフィールドで開催。PGAツアーは「家族の事情」を理由としている。

<主な出場予定選手>
キーガン・ブラッドリースコッティ・シェフラーJ.J.スポーンロリー・マキロイジャスティン・ローズラッセル・ヘンリーベン・グリフィントミー・フリートウッドジャスティン・トーマスルドビグ・オーベリコリン・モリカワ松山英樹シェーン・ローリーザンダー・シャウフェレリッキー・ファウラー