第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は13日、第8日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、好調九州…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は13日、第8日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、好調九州勢同士の対決。甲子園で対鹿児島県勢2戦2敗の長崎勢のリベンジなるか。
【大会第8日第3試合(13時00分)】
神村学園(鹿児島)-創成館(長崎)
今大会49代表校最後の登場となるのは神村学園。待たされた上の試合で、選手のコンディション調整が難しいとされているが、2年連続夏甲子園4強入りの強豪が、ジンクスをはね返すことができるか。
今大会第7日までの試合で、神村学園を除く九州勢の成績は6勝1敗と好調を誇る。歴史的な開幕戦を勝利した創成館が、近年の九州でも上位成績を収めている神村学園に挑む「九州対決」。今年のチームでは対戦はないが、過去甲子園での鹿児島県勢VS長崎県勢の成績は、鹿児島県勢の2戦2勝。白星が挙げたのはいずれも樟南で、1994年準々決勝で長崎北陽台、2013年1回戦で佐世保実から勝利している。創成館が借りを返すことができるか。
試合のカギを握るのは、両チームのエースだろう。創成館の最速149キロ右腕・森下 翔太投手(3年)は初戦で完投勝利を挙げた。阪神で活躍する森下 翔太外野手(東海大相模出身)と同姓同名の右腕が、開幕戦勝利のヒーローになった。
神村学園のエースは、プロ注目右腕の早瀬 朔投手(3年)。150キロを超える直球を武器に持ち、昨夏甲子園3回戦でも完投した。両投手の投げ合いとなる可能性は高く、特に神村学園打線が、森下をどう攻略するか注目される。