<2025年8月7日(木)~11日(月・祝)WTTチャンピオンズ横浜 @神奈川県・横浜BUNTAI>WTTチャンピオンズ…
<2025年8月7日(木)~11日(月・祝)WTTチャンピオンズ横浜 @神奈川県・横浜BUNTAI>
WTTチャンピオンズ横浜(2025年8月7~11日/横浜BUNTAI)が行われ、男子シングルスで張本智和(トヨタ自動車)が優勝を果たした。
世界のトップランカー男女各32名で争われるチャンピオンズ。自国開催となった今回、日本からは男子5名、女子5名がエントリー。
男子シングルスを制したのは、日本の若きエース・張本智和。
準々決勝で同年代の中国選手に競り勝つと、決勝では現世界王者で8連敗中の難敵、王楚欽(中国)と激突。
得意のバックハンドを軸に一気に3ゲームを連取すると、第6ゲームでは前陣での高速プレーで相手を圧倒。世界卓球2022以来の勝利をおさめ、3年ぶり2度目となるWTTチャンピオンズ王者に輝いた。
またキレのあるプレーで1・2回戦を突破した戸上隼輔(井村屋グループ)は、準々決勝で王楚欽と対戦し、第2ゲームを奪ったもののゲームカウント1-4で敗退。
全日本王者の松島輝空(木下グループ)は初戦で元世界卓球3位のイ・サンス(韓国)をフルゲームで撃破。しかし、2回戦はパリ五輪銀メダリストのモーレゴード(スウェーデン)にあと一歩及ばず敗れた。
一方、篠塚大登(愛知工業大学)、宇田幸矢(協和キリン)はともに初戦敗退。
女子シングルスは早田ひな(日本生命)と大藤沙月(ミキハウス)がベスト8。
2回戦、張本美和(木下グループ)との日本人対決をフルゲームの末に制した早田は、続く準決勝で過去4戦で未勝利の陳幸同(中国)と対戦。
序盤は鋭いカウンターを決めるなどして、2ゲームを先取したが、中盤以降は相手の鉄壁の両ハンドに阻まれ2-4で敗れた。
また大藤沙月は、準々決勝で世界女王の孫穎莎(中国)に挑むもストレート負け。
対外国人選手41連勝中だった橋本帆乃香(デンソーポラリス)も2回戦で孫穎莎に敗退。
変化のあるカットで相手のミスを誘い第1ゲームを奪ったものの、第2ゲーム以降は孫のパワーに屈して、連勝記録を伸ばすことはできなかった。
2回戦で早田に逆転負けを喫した張本美和はベスト16でストップ。伊藤美誠も2回戦で中国選手に敗れた。
女子シングルスは中国勢がベスト4を独占。早田を破った陳が、決勝で世界1位の孫を下して優勝を果たした。
【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:張本智和(日本)
準優勝:王楚欽(中国)
3位:ジャー・カナク(アメリカ)、モーレゴード(スウェーデン)
ベスト8:チウ・ダン(ドイツ)、向鵬(中国)、アン・ジェヒョン(韓国)、戸上隼輔(日本)
●女子シングルス
優勝:陳幸同(中国)
準優勝:孫穎莎(中国)
3位:石洵瑶(中国)、王芸迪(中国)
ベスト8:大藤沙月(日本)、蒯曼(中国)、早田ひな(日本)、陳熠(中国)
【日本選手の結果】
●男子シングルス
・張本智和【優勝】
決勝 4-2 王楚欽(中国)
準決勝 4-1 ジャー・カナク(アメリカ)
準々決勝 4-2 向鵬(中国)
2回戦 3-0 シェルベリ(スウェーデン)
1回戦 3-0 フィン・ルー(オーストラリア)
・戸上隼輔【ベスト8】
準々決勝 1-4 王楚欽(中国)
2回戦 3-1 リン(デンマーク)
1回戦 3-0 ポレ(フランス)
・松島輝空【2回戦敗退/ベスト16】
2回戦 1-3 モーレゴード(スウェーデン)
1回戦 3-2 イ・サンス(韓国)
・篠塚大登【1回戦敗退】
1回戦 1-3 オ・ジュンソン(韓国)
・宇田幸矢【1回戦敗退】
1回戦 2-3 グロート(デンマーク)
●女子シングルス
・早田ひな【ベスト8】
準々決勝 2-4 陳幸同(中国)
2回戦 3-2 張本美和
1回戦 3-1 シャオ・マリア(スペイン)
・大藤沙月【ベスト8】
準々決勝 0-4 孫穎莎(中国)
2回戦 不戦勝 チャン・リリー(アメリカ)
1回戦 3-0 チ・ミンヒョン(オーストラリア)
・張本美和【2回戦敗退/ベスト16】
2回戦 2-3 早田ひな
1回戦 3-2 シン・ユビン(韓国)
・橋本帆乃香【2回戦敗退/ベスト16】
2回戦 1-3 孫穎莎(中国)
1回戦 3-0 鄭怡静(台湾)
・伊藤美誠【2回戦敗退/ベスト16】
2回戦 2-3 石洵瑶(中国)
1回戦 3-0 黄怡樺(台湾)