二刀流を続けながら日々グラウンドに立つ大谷。その凄みを元メジャーリーガーが説いた(C)Getty Images メジャー…

二刀流を続けながら日々グラウンドに立つ大谷。その凄みを元メジャーリーガーが説いた(C)Getty Images
メジャーリーグ8年目も大谷翔平(ドジャース)は図抜けた活躍を見せている。
圧倒的な存在感は何よりも彼が叩き出す数字が物語る。投手として23年9月以来の復帰を果たした今季は、投げては8先発(19イニング)を消化して、防御率2.37、WHIP1.11、奪三振率11.84と圧倒的な支配力を発揮。一方で打っても、打率.284で、本塁打数は3年連続となるシーズン40号(現地時間8月10日時点で41号)に到達。さらにOPS1.008、長打率.620と、およそ投手のそれではない数字を叩き出している。
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通常、多くの投手たちは、肘にメスを入れる大規模な手術からの復帰シーズンには再発を恐れて慎重になる。大谷がそうではないと言うわけではないが、「まだまだ改善の余地はある」と力強く語り、打者として当たり前のように40発以上の本塁打を放つのは、異能と言う他にない。
そんな大谷に関して興味深い意見が米メディアで飛んだ。米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』のコメンタリーの一人で、元ヤンキースのキャメロン・メイビン氏は、米紙『Los Angeles Times』のドジャース番を務めるジャック・ハリス記者にこう投げかけたのだ。
「ドジャースファンは今でも毎日のようにオオタニを見られることがどれだけ特別なのかをちゃんと実感しているの?」
率直な問いかけだった。
メイビン氏は、現役時代にMLBでエンゼルスやタイガース、パドレスなどで15年のキャリアを培った。だからこそ、メジャーリーグという大舞台で投打を同時にこなすことがいかに稀有なプレーであり、希少な価値を持つのかは痛いほどよくわかるのだろう。
メジャーでは過去5年も投打二刀流をこなしてきた大谷に対する世間の見方に疑問を呈したメイビン氏は、こうも続けている。
「ファンは時々、奇跡みたいなことを『当たり前だ』と思っていることがある。去年もオオタニはDH専任として凄い成績を残したけど、今年はまたマウンドに戻って“両方”やってるんだ。つまり、彼がやってることって、もう何世紀も起きてないあり得ないことなんだ。ベーブ・ルース以来だよ。それほど特別な存在なのに、ファンは今でも彼の凄さを実感しているのかって思う時がある」
当たり前だけど当たり前じゃない――。メイビン氏の指摘する通り、観る側も大谷のやり遂げている偉業の数々を、その瞬間のプレーを、今以上に楽しむべきなのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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