<第107回全国高校野球選手権大会:日大三3-2豊橋中央>◇11日◇2回戦◇甲子園 日大三が2年生4番と3年生右腕エース…
<第107回全国高校野球選手権大会:日大三3-2豊橋中央>◇11日◇2回戦◇甲子園
日大三が2年生4番と3年生右腕エースの活躍で、夏甲子園30勝を挙げた。
3対3で迎えた8回。先頭打者で打席に入った2年生4番・田中 諒内野手(2年)が内角よりの直球を強振。打球は一直線に左翼席へ突き刺さり、チームの勝利決定づける勝ち越し弾となった。
「自分も負けられないと思った。少し詰まったが入ってよかった」。2年生と思えない180センチ、92キロの4番が、うれしそうに笑みを浮かべた。
3回の第2打席では適時打を放っていた。本間 律輝外野手(3年)の適時二塁打で先制した後に打席に入り、中前打を放って2対0とした。「自分も強い気持ちで打席で入った。試合の最初は緊張していたが、ほぐれていった」と自分の打撃を取り戻していた。
投げては右腕エース近藤 優樹投手(3年)が8安打されながらも2失点完投で勝利を呼び込んだ。
三木監督は「近藤はピンチになるほど制球力が安定する。直球を狙われていたので、変化球を使って安定した」と3年生右腕エースをたたえた。また、田中諒について「とにかく振れるのが強み。自分の結果に一喜一憂しなくなったのが、成長の証しだ」と2年生4番にも目を細めていた。