土田は高い守備力で評価されている(C)産経新聞社 中日は8月11日の巨人戦(東京ドーム)に2-0の完封勝利。 先発したウ…

土田は高い守備力で評価されている(C)産経新聞社
中日は8月11日の巨人戦(東京ドーム)に2-0の完封勝利。
先発したウンベルト・メヒアは5回4安打無失点と好投。走者を背負いながらも粘り強く投げ、5回は味方失策で二死二、三塁のピンチも招くも代打の荒巻悠をナックルカーブで空振り三振に仕留めた。
打線は4回に細川成也の適時打で先制、5回に山本泰寛が3号ソロで追加点をあげた。
僅差の勝利の中で光ったのは堅い守備にもあった。左翼を守る細川は0-0で迎えた3回裏、二死二塁のピンチの場面で迎えた丸佳浩の左翼線の抜ければ長打という当たりをしっかり追いつき、アウトに。ピンチの芽を摘んだ。
また6回から途中出場で遊撃守備についた土田龍空の好守も光った。高い身体能力から伸びやかな守備で知られる土田はこの日も本領発揮。
7回先頭の岸田行倫の打球は遊撃の深いところへ飛ぶも、素早く逆シングルで捕球、すぐさま一塁へワンバウンド送球。アウトを奪った。
この守備シーンには『BS日テレ』で中継解説を務めた中日OBの山本昌氏も「球際の強さとひょうひょうとやるのが、いいんですよね」と称賛。「それで安定しているんですよ。終わった後も普通じゃないですか。そういうところがいいんですよね」と淡々としながら、やるべき仕事を果たす姿勢も評価した。
土田は8回先頭の門脇誠の遊撃への鋭い当たりもしっかりさばいてアウトとし、守備力でチームに貢献した。
チームは5投手による完封リレーで巨人に勝利、守護神の松山晋也に30セーブが記録され、試合がなかった広島を勝率で上回り4位に浮上した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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