<第107回全国高校野球選手権大会:高川学園8ー5未来富山>◇11日◇2回戦◇甲子園 未来富山のプロ注目のエース・江藤 …

<第107回全国高校野球選手権大会:高川学園8ー5未来富山>◇11日◇2回戦◇甲子園

 未来富山のプロ注目のエース・江藤 蓮投手は甲子園初戦の高川学園戦に先発。

 6回を投げ、被安打11、8失点に終わり、悔しい内容となった。

 重苦しさを感じる投球だった。富山大会ではキレキレだった変化球も、威力抜群のストレートも影を潜めた。7月24日の富山大会準決勝では139球、26日の決勝では155球を投げた影響は否めなかった。本人は「疲労はないと思いますし、痛みもない。ただどこか体が重いところがあった。しっかりと調整出来なかった自分の責任です。初回は良かったけど、3回以降から変化球が甘く入ってしまった。それを捉えた高川学園さんがすごかった」と振り返る。

 U-18代表候補合宿の時から「進路はプロ1本」と明言していたが、「甲子園まではプロ1本だったのですが、甲子園の結果を考えてちょっと…」と熟考の構えだ。

 それでも、夏の富山大会では5試合に登板して、30回を投げ、37奪三振、10失点。多数の球団スカウトが視察する中で、好パフォーマンスを見せた。富山大会、甲子園を含めて、十分に持ち味を示したといっていいだろう。

 高校野球は終了したが、今後は次のステージの活躍に向けて準備する。