第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は12日、第7日を迎え、2回戦3試合が行われる。第2試合では、オールド…

第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は12日、第7日を迎え、2回戦3試合が行われる。第2試合では、オールドスタイル野球を貫く伝統校が2年連続出場チームに挑む。

【大会第7日第2試合(10時30分)】
岡山学芸館(岡山)-松商学園(長野)

 松商学園は4年ぶり38度目の出場で、北海(南北海道)に次いで、今大会出場回数では2位を誇る。今年は長野大会ノーシードから勝負強さを発揮して優勝を成し遂げた。そのスタイルは伝統の攻撃にある。

 今大会出場校中、最も多い県大会31犠打を記録した。レギュラー9人中、県大会で犠打の記録がなかったのは1人だけ。打順関係なく犠打で走者を進めて得点を重ねてきた。

 守りでは、県大会無失策をマーク。今大会出場チームでは沖縄尚学と松商学園しかマークしていない。きっちり走者を進めて得点を挙げ、堅守を誇る。伝統をつないできた野球スタイルをそのまま体現し、この夏甲子園切符をつかんだ。その「オールドスタイル」を初戦から実践して、4年ぶりの夏甲子園勝利を狙う。

 岡山学芸館は最速140キロの左腕・青中 陽希投手(3年)が守りの軸。ここ2大会連続して夏甲子園では初戦を突破しているチームに対しして、松商学園の伝統の野球スタイルが功を奏するか。