(11日、第107回全国高校野球選手権1回戦 県岐阜商6―3日大山形) 山形大会を継投で勝ち上がってきた日大山形は、甲…
(11日、第107回全国高校野球選手権1回戦 県岐阜商6―3日大山形)
山形大会を継投で勝ち上がってきた日大山形は、甲子園でもスタイルを貫いた。六回からのマウンドを託されたのは2番手・本田聖。山形大会は19回あまりで4四死球と安定感があった。
だが、雨による中断を挟んだマウンドが誤算だった。「足元が軟らかくて前に滑った。体の軸を使えず、上体だけで投げる形になった」
七回、2四球に味方の失策が絡んで1死満塁を背負うと、甘くなった直球を稲熊桜史(おうし)に左前に運ばれた。さらに押し出し四球で1失点し、降板した。本田は「1点差で先発の小林永和(とわ)がバトンを渡してくれたのに、情けない投球をしてしまった」と悔やんだ。