シンガポールを舞台に開催中の「WTAファイナルズ」で、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、6-3、6-4と2-0で勝利し、ようやく予選で1勝をものにした。試合時間は1時間12分だった。ハレプは本戦を前に…

シンガポールを舞台に開催中の「WTAファイナルズ」で、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、6-3、6-4と2-0で勝利し、ようやく予選で1勝をものにした。試合時間は1時間12分だった。ハレプは本戦を前に姿を消した。

両者の対戦は、参加選手8人が4人ずつの2グループに分かれて総当りで対戦するグループ予選の中で、両グループを通じて最後の試合となった。

最終戦の結果を待つまで本戦出場選手の決まらなかったグループレッドでの対決の帰趨を決する1戦となったが、本戦出場も期待された第1シードのハレプはこの敗戦で、準決勝へコマを進められなくなった。◇   ◇   ◇

第1シードのハレプは試合開始から苦しい展開となった。この試合で自身初のリターンゲームである第2ゲームでブレークを許すと、そのままスビトリーナが押し切り、6-3とファーストセットを奪取した。

負けると予選敗退の決まるハレプは、気合を入れなおしたか、第2セットの出だしから、アグレッシブにプレー。2ゲーム目のスビトリーナのサービスをブレークし、主導権を握ったかに見えた。

しかし、スビトリーナは、与えてしまった浮いたチャンスボールをハレプがドライブボレーを狙うもネットしてしまうなど、ミスにも助けられてブレークを達成。直後にブレークバックを許すも、第7ゲームで、ブレークしてリードを奪うとそのまま寄り切った。

今回の対戦の結果、レッドグループからカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)とカロリーヌ・ガルシア(フランス)、ホワイトグループからビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が本戦に出場する。

今後の予定としては、明日28日に準決勝2試合、明後日の29日に、決勝戦が行われる予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ」の予選でスビトリーナに敗れコートを去るハレプ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)