センターへ特大のアーチを放った大谷(C)Getty Images 乾いた打撃とともに節目の一発は放たれた。 現地時間8月…

センターへ特大のアーチを放った大谷(C)Getty Images

 乾いた打撃とともに節目の一発は放たれた。

 現地時間8月9日に本拠地で行われたブルージェイズ戦に大谷翔平(ドジャース)が「1番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席に相手先発右腕のクリス・バシットから2試合ぶりとなる40号を放った。

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 相手の失投を見逃さなかった。ドジャースが2-0とリードした5回1死無走者で打席に立った大谷は、ブルージェイズの先発右腕バシットが投じた5球目、外角低めに逃げていくシンカーを完璧に捉えた。

 高々と上がった打球は、あっという間に中堅バックスクリーンへ。打たれたバシットが「やってしまった……」とばかりに呆然となった大谷の会心弾。直近7試合で打率.444、2本塁打、長打率.778と勢いを加速させていた二刀流スターの一打には、ブルージェイズの地元であるカナダの専門局『Sports Net』のコメンタリーも愕然となった。実況のダン・シュルマン氏は「ショウヘイ・オオタニの40号だ」と端的に伝えてから、なんと12秒も沈黙。そして、「……なんていう選手だ」と言葉を振り絞った。

 これに隣席した解説者も同調。元ブルージェイズの捕手でもあったバック・マルティネス氏は「彼は別格だ。彼の打席でミスをすれば、必ずどこかに強烈なボールを飛ばされる」と指摘。「彼には球場の真ん中、それも417フィートも離れたところまでボールを飛ばせるパワーがある。とくに腕を伸ばして、バットにボールを当てたときの彼はとても良いんだ」と規格外のパワーを誇る大谷の打力を称えた。

 夏場に入って疲れ知らずで“打ちまくっている”。そんな大谷の存在は、相手にとってただただ脅威でしかないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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