第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は11日、第6日を迎え、1回戦2試合と2回戦2試合が行われる。2回戦に…

第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は11日、第6日を迎え、1回戦2試合と2回戦2試合が行われる。2回戦に突入する第3試合には、プロ注目の二刀流、Uー18代表候補の左腕が登場する。

【大会第6日第3試合(13時00分)】
高川学園(山口)-未来富山(富山)

 未来富山には、頼れる二刀流選手がいる。U-18代表候補の江藤 蓮投手(3年)は、打っても投げてもチームをひっぱり、富山大会で初優勝。春夏通じて初の甲子園出場を導いた。

 投げては4試合に登板し、30イニングを投げて奪った三振はイニング数を上回る37を数えた。打っては22打数10安打で、打率は.455。チームトップの9打点を挙げ、2本の本塁打を放った。江藤の存在なしでは、甲子園出場はかなわなかったかもしれない。相手打線をどう抑え、相手投手をどう攻略するか。江藤の一挙手一投足から目が離せない。

 高川学園は逆にチームの総合力で山口大会の頂点をつかんだ。1番から4番まで3割打者が並ぶ。この上位打線と江藤の対決が勝敗を左右する。