【明治安田J1リーグ】横浜FC 1ー2 浦和レッズ(8月9日/ニッパツ三ツ沢球技場) …

【明治安田J1リーグ】横浜FC 1ー2 浦和レッズ(8月9日/ニッパツ三ツ沢球技場)
規格外のゴールだ。横浜FCのFWアダイウトンが、たった1人で相手守備陣3人を無効化してネットを揺らした。圧倒的な個人技にファンが大興奮している。
注目のシーンは、横浜FCがJ1リーグ第25節で浦和レッズと対戦した90+9分のことだ。2点を追いかける中、最前線の新助っ人にロングボールが入る。
アダイウトンはロングボールをジャンプしながら胸トラップで収めると、浦和のDFダニーロ・ボザを背中でブロックして鋭く反転。ボールを隠した状態で右足アウトサイドのタッチで置き去りにし、ボックス内の左に進入した。DF石原広教が正面からアプローチしてきたが、左足での深い切り返しでかわすと、間髪を入れずに右足を一閃。低く抑えられた強烈なシュートがゴールの左下隅に突き刺さった。
13,048人が駆けつけたニッパツ三ツ沢球技場からは大きな歓声が上がり、アダイウトンは両手の人差し指を天に向けて喜びを噛み締めた。その一方、たった1人に守備を切り崩された浦和DFは呆然と立ち尽くす。GK西川周作も唖然とした後、大きなジェスチャーを見せるなど苛立ちを隠せなかった。
解説・永井雄一郎氏は「再三に見せていた個の能力ですけど、収めて持ち出して、切り返した後のシュートですよね。規格外ですよね。ニアをぶち抜きましたからね」と驚きながら称賛した。

スーパーゴールにはファンもSNS上で反応。「さっそく決めてる」「アダイウトンにあんなの打たせちゃダメよ」「規格外」「最後全てを持っていってしまったな」「アダイウトン覚醒がラストプレーで良かった」「戦術アダイウトンが一番わかりやすいし、怖さがある」
「半端ないな」「全然衰えてないな」「凄いストライカーが来てくれた」「個人技によるゴールえぐい」「これまであんだけ宇宙開発とかしてたのに急にあのクオリティ出すのかよアダイウトン」「焼け石にアダイウトン」「切り返しからのシュートが速かった」「あの切り返しからの右足はえぐい」「片鱗を魅せたね」などと興奮している。
破壊力バツグンのゴールを決めたアダイウトンは、7月31日にクルーべ・ド・レモ(ブラジル)から横浜FCへ完全移籍。過去にはジュビロ磐田、FC東京、ヴァンフォーレ甲府に所属し、J1通算234試合出場54得点、J2通算72試合出場31得点を記録している。Jリーグでの実績十分の重戦車は56分からピッチに立ち、横浜FCデビューを飾ると、5本のシュートを放ち、4回のドリブルを仕掛けるなどゴールに向かい続けた。積極的な姿勢が最後の最後に結実する形となり、永井氏も試合後に「今、横浜FCがこうあるべきだという姿を見せてくれた形になりましたよね。ゴールに向かうんだという意思を感じました」とコメントしている。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)