全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は9日、計8競技が5県で行われた。登山は成績発表があった。相撲の個人決勝は…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は9日、計8競技が5県で行われた。登山は成績発表があった。相撲の個人決勝は、沢田一輝(東京・目黒日大3年)が永松慧悟(埼玉・埼玉栄2年)を押し倒しで破り、初優勝を果たした。

 土俵を下りると膝をついて両手を広げ、天を仰いだ。相撲個人は、自らが「全国では無名の存在」という沢田が制し、高校横綱の座をつかんだ。「まさか勝てるなんて。実感がわかない」と夢見心地で話した。

 決勝は埼玉栄(埼玉)の永松慧悟(2年)とぶつかり、「普段から仲がいい。勝ち負けを気にせず全力でいった」。思い切りよく当たって突き放し、すかさず右上手を引いて寄ると勢いのまま押し倒した。「100点満点」と胸を張った。

 目黒日大の部員は、沢田含め3年生2人だけ。昨夏から稽古は、自宅で格闘技好きの父と二人三脚で積んできた。相撲を取るのは近くの道場などで5番ほどで、総合格闘技などを参考に体幹を中心に鍛えてきた。1メートル76、140キロとこの競技では大きくないが、抜群の出足とバランスが光った。

 自身初の全国制覇で、旧・日出時代を含め目黒日大から高校横綱が生まれるのも初めて。「ほんと最高。やっと1番になれた」。はじける笑顔を見せた。(滝口憲洋)