前川は今季3度目の昇格となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 阪神は8月9日の公示で前川右京、ジ…

前川は今季3度目の昇格となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は8月9日の公示で前川右京、ジョン・デュプランティエ、原口文仁が昇格、かわって長坂拳弥、島田海吏が抹消となった。

 開幕戦を「6番・左翼」で先発した前川はこれで今季3度目の昇格となる。

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 7月21日に抹消されて以来、8月3日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(SGL)では満塁本塁打を含む4安打を放つなど大暴れとなっていた。

 チームにとっては懸案の「6番打者」問題の解決につながるかも注目される。

 最近では大山悠輔、森下翔太など夏場の戦いを迎えて主力に積極的休養を与えるなど、選手のコンディションを整えながら、試合を戦っている。

 その中で主砲、佐藤輝明はすでに30号をマークと無双状態に突入しているが、下位打線の構築は課題となっていることで、勝負強さで知られる若虎が今回の昇格でどんな姿を見せるかも、注目されている。

 前川の昇格をめぐってはXなどSNS上でもファンの間からも「今度こそ、頼むで!」「とにかく打って!」「打撃でアピールしてほしい」など応援の声が続々と上がっている。

 1軍完走となった昨季は116試合に出場、打率.269、4本塁打、42打点と飛躍のシーズンとなった。迎えた今季はここまで60試合に出場、開幕直後は好調な時期もあったが、5月の打率が.093と急降下。シーズンを通しても打率.231、0本塁打、9打点とやや寂しい成績となっている。

 左翼をめぐっては7日の中日戦で4年目捕手の中川勇斗もプロ初アーチをかけるなど、イキのいい若虎も出てきている。

 まずは3度目の正直となった今回の昇格で”一発回答”の豪快なアーチを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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