フェデックスカップランキング60位のトニー・フィナウは、トップ50入りがエントリー条件になる2025年「BMW選手権」…
フェデックスカップランキング60位のトニー・フィナウは、トップ50入りがエントリー条件になる2025年「BMW選手権」へと駒を進むのに、今週の「フェデックスセントジュード選手権」で大きくランキングを上げる必要がある。プレーオフでの躍進へボールやパターを差し替えるというギア変更に踏み切り、通算2アンダーの暫定25位で2日目を終えた。
ここ数カ月にわたり、フィナウはGolfWRX.comに対し、ドライバーのスピン量が増えたことに気付いたと話してきた。一般的に、それはゴルファーにとって必ずしも悪いことではないが、フィナウのように高速でボールを飛ばす人にとっては、スピン量の過多は精度と飛距離を阻害する要因となる。
約1カ月前、フィナウはスピン量を抑えるべく、使用するロフト角9度のピン「G440 ドライバー」のシャフトを藤倉コンポジット「ベンタスブラック」(7X)に変更した。そして今大会を前に、またもスピン量軽減のため、前週「ウィンダム選手権」でキャメロン・ヤングが実戦投入して優勝につなげたタイトリスト「プロV1x」ダブルドットのボールに変更した。
開催週の水曜日(6日)、フィナウは新しいプロトタイプのボールに乗り換えることを確認しつつ、そのパフォーマンスに関していくつかの見解を述べた。
GolfWRX.comに対し、「ダブルドットはすでに試していて、本当に素晴らしかったので即座に実戦投入することにした。少し打ち出し角が高く、スピン量は低めで、僕にとっては完璧な組み合わせ。特にここ数カ月、自分の狙いよりもスピン量が多い今の僕にとっては、1カ月ほど前に行ったシャフト変更をしてもスピンの数値は少し高め。このボールにすると数百回転少なくなったので、クラブやシャフトを交換することなくスピン量を軽減できたのは、とても素晴らしいこと」と述べた。
パターに関して言うと、フィナウはここ4、5年にわたりブレード型のピン「PLDアンサー2D」プロトタイプパターを使用してきた。しかし、先週の「ウィンダム選手権」であまりパターを替えることのないフィナウは、自宅のガレージで見つけたインサートの入ったピンのブレード型パターに一度は替えたものの、ピンのパターレップであるディラン・グッドウィンと共にさらなるテストを行なってきた。
グッドウィンはGolfWRX.comに対し、この水曜に「トニー・フィナウは長年アンサー2Dを使用し、あのパターで複数回勝利を挙げています。彼は先週、変化を求め、4、5年ほど車庫に保管してあった古いパターに戻したが、今週になると“何かガラッと気分を変える上で使えるマレット型のパターはないかな?”と言ってきました」と述べた。
「そこで我々は、ホーゼルの異なる10種類のオプションを持ってきました。彼は過去にややトウハングしたパターを使用したことがあり、それがとても良く機能していましたので、今回我々は、いくつかの異なるオプション、異なるネック、そして何種類かのインサートとフェースのオプションを持ち込みました。先週、彼が使用したパターは、かなりソフトで、打音もソフトでした。彼はそれを気に入っておらず、距離感を合わせるのに問題を抱え、インパクトの打音を聞き分けることができませんでした。このため、我々は今週、いくつか硬めのオプションを提示し、最終的に『アリーブルー4』に行きつきました」
「彼はこれを試した上で、“これの利点は何かな?”と訊いてきたんです」
「我々はトウハングでオンセットのオプションであれば用意できると思っていましたので、彼のストロークタイプに合った物が提示できたのです。これにより、彼は自分のストロークにマッチした物を使いつつ、オンセットによるアライメントの補助も活用できるようになりました。彼は何度かボールを転がすと、これをかなり気に入りました。アリーブルー4のフェースまで伸びている長いラインのおかげで、狙いに対する構え易さを感じ、あとはそのラインに沿ってシャフトを動かすだけで、とてもソリッドなストロークができているように感じたのです。彼のためにシンプルにしつつ、そこにテクノロジーを加えたのです」
このパターについてフィナウは「これもPLDなんだ。僕は5年以上ブレード型を使ってきたので、そろそろ換える頃合いかなと思った。マレット型で考えていたところ、ピン(のレップ)の助けもあってこのパターにしたんだ」
フィナウはあまり頻繁にギアを変更するタイプではないだけに、我々としても今回の新しいギアがどう機能するかを注視するつもりである。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)