<第107回全国高校野球選手権大会:聖隷クリストファー5-1明秀日立>◇9日◇1回戦◇阪神甲子園球場 悲願の甲子園初勝利…

<第107回全国高校野球選手権大会:聖隷クリストファー5-1明秀日立>◇9日◇1回戦◇阪神甲子園球場

 悲願の甲子園初勝利を掴んだ聖隷クリストファー。勝利を呼び込んだのは終盤8回のスクイズだった。

 「1球」で決めきった。2対1とリードした状況。1死一、三塁とチャンスを作ると谷口 理一内野手(3年)が初球からスクイズ。ボールは一塁線へ高くはねて貴重な追加点を奪った。流れに乗った打線はその後に2本の適時打が飛び出した。好投を続けていたエース左腕・高部 陸投手(2年)を援護したい場面で、大仕事をやってのけた。

 奇策が決まり笑顔を見せた上村 敏正監督は「(谷口に)どうしたいか聞いたら『なんでもやります』というもんですから」と話し、「ここのところ当たっていたので打たせてもいいかなと思いましたが、逆に警戒しないと思った」と勝敗を分けた采配を説明した。