藤川監督も先を見据えながら、戦っている(C)産経新聞社 阪神は8月8日のヤクルト戦(京セラドーム)に1ー3の逆転負け。主…

藤川監督も先を見据えながら、戦っている(C)産経新聞社
阪神は8月8日のヤクルト戦(京セラドーム)に1ー3の逆転負け。主力を休ませて臨んだ試合で星を落とした。
この試合は3番を務めてきた森下翔太をベンチスタートとし、7日のゲームでプロ初アーチを放った中川勇斗を3番に抜擢。
【動画】何も問題なし 2025年8月8日 【阪神 vs ヤクルト】 佐藤義則の眼
ただ試合は主砲、佐藤輝明の30号アーチが飛び出したものの、反撃はそこまで。
先発左腕、伊藤将司が9回途中1失点と粘投する中、9回に中野拓夢の野選で同点に追いつかれると延長12回から登板した湯浅京己が死球を与えるなど、乱調。二死満塁のピンチを招き、継いだ桐敷拓馬が代打で出た増田珠に中前に運ばれ、2点適時打で1-3と逆転を許した。
延長12回裏は二死二塁までチャンスメイクするも、最後は近本光司が遊ゴロに倒れゲームセットとなった。
この試合の内容には球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は阪急、オリックスで活躍。引退後は阪神含め、セ・パ5球団で投手コーチを務めるなど名伯楽で知られる佐藤義則氏が8月9日に自身のYouTubeチャンネルを更新。
8日の阪神・ヤクルト戦の内容を振り返っている。
相手先発の高梨裕稔に関しては久々に見たとしながら「ストライク先行、粘り強く投げられていた」と評価。終盤に追いつき、逆転勝利となったことに「ヤクルトも意地を見せた」とした。
ただチームでは主力の森下を休ませて、中川を起用。これにも「上位にいる、貯金ある余裕だと思う」と主力を休ませながら戦っていくのも大事とした。
その上で試合には「結果として 下位打線のとこでチャンスのところで1本出なかった 今はね」と話した。
打線のつながりに関しては「結果として、小幡もホームラン打っているんだけど、ランナーいるときにヒットとかタイムリーとか」と適時打、ヒットが出てないことにも注目。
最近では1試合2発など長打力もついてきた小幡竜平はこの試合は「6番・遊撃」で先発。2回一死二塁のチャンスにニゴロ、5回先頭の打席は空振り三振、7回一死一塁の第3打席は右飛、延長10回先頭の打席は遊ゴロ、12回先頭の打席も一ゴロに倒れ、この試合は5打数無安打と走者がいる場面、チャンスメイク含め、機能できなかった。
1-5番まではレギュラー陣固定でどっしりと戦う中、下位打線の構築はチームの課題ともされる。
ただ敗戦に関しても「優勝は問題ない 休ませながら」と選手のコンディションを整えつつ、戦況を見据えるやり方は支持した佐藤氏。
また動画内ではひそかに注目を集め始めた、首位阪神と戦うチームのCS展望にも触れた。
佐藤氏は相手球団に関して中日がレギュラーシーズンは五分の戦いをしていることで注目される中、「短期決戦になったら打てるチームのほうが、嫌だと思う」とズバリ。
「打てるチームのほうが阪神としたら嫌だと思う」としながら、「中日よりも(阪神は)DeNAのほうが嫌じゃないのかな」という見方を示した。
昨年も阪神はDeNAにレギュラーシーズンは2位と上回りながら、CSファーストSで敗れた。チームでは主将の牧秀悟の離脱も衝撃を持って受け止められているが、打ち出すと止まらない強打者も多く在籍するだけに要注意とした。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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