<第107回全国高校野球選手権大会:聖隷クリストファー5-1明秀日立>◇9日◇1回戦◇阪神甲子園球場 聖隷クリストファー…
<第107回全国高校野球選手権大会:聖隷クリストファー5-1明秀日立>◇9日◇1回戦◇阪神甲子園球場
聖隷クリストファーが、明秀日立に快勝。悲願の甲子園初出場初勝利を手にした。
左腕エース・高部 陸投手(2年)は足を大きく上げて振りかぶるワインドアップ投法から、140キロ台の真っすぐにカットボール、スライダーなどキレのある変化球で相手打線を手玉に取った。安定した守りにも助けられながらスイスイと投げ込み、明秀日立打線を9回1失点に抑え込んだ。
打線も初回に渡部 哉斗内野手(3年)の適時打で甲子園初得点をあげると、2対1とリードした8回には谷口 理一内野手(3年)が初球でスクイズを決め追加点。さらには2本の適時打で5対1と点差を広げた。
聖隷クリストファーは新型コロナウイルスの感染拡大により夏の甲子園は中止となった20年夏、県の独自大会で優勝したが甲子園出場の夢は叶わなかった。翌21年秋には東海地区大会で準優勝しセンバツ出場が確実視されていたが、ベスト4の大垣日大が選出され、波紋を呼んでいた。苦難を乗り越え掴んだ聖地1勝。スタンドからは大きな拍手が送られた。