メジャー挑戦を表明している村上にはMLB球団も高い関心を示している(C)Getty Images 米『yahoo!spo…

メジャー挑戦を表明している村上にはMLB球団も高い関心を示している(C)Getty Images
米『yahoo!sports』は現地時間8月7日、今オフのフリーエージェント(FA)選手の格付けを紹介した。1位はカブスのカイル・タッカー、2位はオプトアウト(契約破棄)権利を持つレッドソックスのアレックス・ブレグマン、3位は40本塁打で大谷翔平を抑えてナ・リーグトップに立つフィリーズのカイル・シュワバー。蒼々たる面子が並ぶ中で、日本選手ではヤクルトの村上宗隆が10位にランクインした。
【動画】頼れる4番が帰ってきた!村上宗隆が左翼席へ豪快に今季1号ソロ
村上は開幕前から、今季終了後にポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することを表明していた。だが、右脇腹を痛めて開幕2軍と出遅れ。1軍初出場となった4月17日の阪神戦ではスイングした際に患部を再発させて、長期離脱を余儀なくされた。ただ、離脱期間中にも6月の株主総会の場で、ヤクルトの球団幹部は改めて今季終了後のメジャー挑戦を容認する方針を示した。前半戦を棒に振ることになったが、7月29日のDeNA戦で1軍復帰。その初打席で、東克樹から左翼席へ、見事な今季1号アーチを放ってみせた。
「最初の4か月間は脇腹の故障でプレーすることが叶わなかったが、村上は健康体になって7月29日に帰ってきた。最初の29打席で、早くも3本の本塁打を放った。特に復帰初打席での本塁打は逆方向へのムーンショットだった」
同サイトは今季の村上をそう伝えた。復帰3戦目の7月31日のDeNA戦で右翼席へ2号ソロ。8月3日の阪神戦ではセンターへの3号2ランを含む4安打3打点という活躍をみせた。打者にとって敏感にならざるを得ない脇腹の故障を、4月の復帰戦で再発させているだけに、調整過程では細心の注意を払ってきた。2軍戦の出場を重ねてゲーム感も十分に養い、2度目の復帰後は以前のトップパフォーマンスに近い打棒を披露している。
「今後の2か月間の頑張り次第で、メジャーで大金を手にすることができるだろう」
現在のポスティングシステムは以前と異なり、獲得を希望する全球団と交渉することができるため、FAとほぼ同じ扱いとなる。メジャー球団からの評価は依然として高いことを、同サイトは指摘した。
なお同ランキングでは6月時点との順位からの変動も記している。村上は6月時点での17位から、7つ順位を上げた10位と、復帰後の数試合で評価をさらに高めた。チームはセ・リーグ最下位に沈むが、海の向こうからも村上の打席には熱い視線が注がれている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】マンシーの後釜候補に村上宗隆が浮上? 今オフFA市場での獲得を米メディアが推奨「“完璧な後継者”はすでに存在しているかもしれない」
【関連記事】大谷翔平の4度目のMVPは「不公平」 米司会が受賞の必然性に異論「投打の両方ができたら毎年MVPになるとでも?」
【関連記事】“1147億円男”に「もううんざり」 米識者が目立つ緩慢さに苛立ち「ジャッジやオオタニのように模範を示さなければいけない」