第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は9日、第5日を迎え、1回戦4試合が行われる。夕方の部第4試合では、左…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は9日、第5日を迎え、1回戦4試合が行われる。夕方の部第4試合では、左腕エースと右スラッガーの対決に注目が集まる。
【大会第5日第4試合(18時45分)】
市船橋(千葉)-明豊(大分)
明豊は大分県史上初の5連覇を達成して、11度目の夏甲子園に乗り込む。左腕エース・寺本 悠真投手(3年)は、昨夏の甲子園のマウンドを経験。打者3人を投げただけと消化不良だったが、この夏にしっかり成長してみせた。大分大会では3試合を投げて12回で2失点と、継投策中心の投手陣を支えた。やはり最後の夏はエースが頼りになる。
市船橋は、全国的に激戦区の千葉を勝ち抜いた。決勝はタイブレークの末に4点差をひっくり返す壮絶なサヨナラ勝ちで、まさに聖地の切符をもぎとった。プロ注目のスラッガー・花嶋 大和捕手(3年)は、顔面に死球を受けながら、タイブレークでの逆転劇を呼びこむ適時二塁打を放ってチームを鼓舞した。高校通算24本塁打を誇る右スラッガー。精神的にもチームを支え、甲子園に乗り込む。
経験の左腕か、ガッツあふれるスラッガーか。チームを代表する「顔」の対決が勝利を分ける。