敦賀気比に快勝し、初戦突破した横浜ナイン(C)産経新聞社 第107回全国高校野球選手権(甲子園)は8月8日、大会4日目を…

敦賀気比に快勝し、初戦突破した横浜ナイン(C)産経新聞社

 第107回全国高校野球選手権(甲子園)は8月8日、大会4日目を迎えた。今春センバツ王者の横浜(神奈川)は、敦賀気比(福井)との1回戦に5-0で快勝。プロ顔負けの完成された攻守に、プロ野球ファンからも感嘆の声が相次いだ。

【画像・高校生編】押さえておきたい「2025ドラフトの目玉」たちを厳選! 注目選手の写真&寸評を一挙紹介

 まずは自慢の守備で流れを掴んだ。1回表の2死二塁。敦賀気比4番・小林拓斗の詰まった打球は、三塁前へのボテボテのゴロ。内野安打でピンチ拡大か、と思われた中で、三塁手・為永皓(ひかる)が猛然とダッシュ。ボールを素手で拾い上げ、一塁に送球し、間一髪アウトにしてみせた。

 これでリズムに乗ると、2回までに4得点。敦賀気比もファインプレーを連発していたが、その守備力を凌駕する先制攻撃だった。

 ハプニングにも全く動じなかった。4回無死一、二塁の好機で大雨による1時間7分の中断。“水”を差されてもおかしくなかったが、再開後は犠打を挟んで、為永が5点目のタイムリーを放った。

 その後は、背番号1の左翼手・奥村頼人が本塁にストライク送球をして犠飛を防ぎ、中堅手・阿部葉太主将はダイビングキャッチを披露し、甲子園は大盛り上がり。バックに支えられた2年生右腕・織田翔希は、7安打完封勝利を飾ってみせた。

 付け入るスキを与えない盤石の戦いぶりに、SNS上も騒然。「横浜高校、ロッテより強いだろ」「埼玉西武より打ちそう」「阪神タイガースで未来のセンター守るか、奥村頼人君」「オリックスより強いんちゃう」などと球団名を挙げて比較する?ファンが続出した。

 特に同じ日に、本拠地で巨人に2-12と大敗したDeNAの一部ファンからは「またベイスターズより横浜高校の方が強いって言われる時代に戻るんか…」と不安に駆られるコメントも。冗談交じりではありながらも、横浜の完成度の高さを物語っていた。プロ野球ファンまで巻き込んだ注目の中、名門は学校2度目の春夏連覇へ向け、最高のスタートを切った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】【高校野球】「マジで永久に9イニングであるべき」決勝15試合中10試合が1点差決着 大激闘続出で改めて「7回制反対」の声

【関連記事】7回制なら横浜は平塚学園に負けていた 高校野球の「醍醐味」終盤の攻防は消えてしまうのか

【関連記事】「全員辞めると思いますよ」――衝撃のチーム解体に主力も憤る異例事態 元中日OBの社会人野球クラブ監督解任劇の舞台裏