第107回全国高校野球選手権大会(日本高野連、朝日新聞社主催)に出場する青藍泰斗が9日(大会第5日)、阪神甲子園球場で…
第107回全国高校野球選手権大会(日本高野連、朝日新聞社主催)に出場する青藍泰斗が9日(大会第5日)、阪神甲子園球場で1回戦にのぞむ。相手の佐賀北は2007年の優勝校で、今夏の佐賀大会5試合で3失点という堅守を打ち崩せるか。勝利すれば、栃木代表が初めて4年連続で初戦を突破することになる。
栃木代表は昨年まで3年続けて初戦を勝っており、11~13年(いずれも作新学院)以来だ。
昨年は石橋がエースの完封勝利、一昨年は文星芸大付が打撃戦を制するなど、持ち味を生かした戦いで勝利している。県高野連の神部知重理事長は「夏の甲子園で1勝するのは大変なこと。選手たちが自信を持って、自分たちの力を発揮している」と評価する。
青藍泰斗の選手たちは関西入り以降、甲子園近くの練習場などで順調に準備を進めている。エースの永井竣也(3年)は「(仕上がりは)良い感じです。守備の力を借りてテンポ良く投げる」。主軸を打つ今里瑛斗(3年)も「いつも通りコンパクトに、センターから逆方向に打てればいい」と気負いはない。
青山尚緯監督も「(選手の)動きは悪くない。打撃も良い当たりが結構出ていた」と自信を見せる。暑さ対策で試合開始予定は午後4時15分。照明灯のもとでのプレーは慣れていないが、「(失策など)ミスは承知のうえ」との構えだ。
選手たちには「ワンチャンスを逃さないように意識しようという話をしている」。いつも通りのプレーができれば勝てる、と確信している。
地元の佐野市では、試合のパブリックビューイングが、イオンモール佐野新都市と青藍泰斗で行われる予定だ。(津布楽洋一)