WTA公式サイトは、「WTAファイナルズ」のダブルスで、ティメア・バボス(ハンガリー)/アンドレア・フラバチコバ(チェコ)が自身の戦いを始動し、初戦の相手となったアンドレア・クレパック(スロベニア)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(ス…

WTA公式サイトは、「WTAファイナルズ」のダブルスで、ティメア・バボス(ハンガリー)/アンドレア・フラバチコバ(チェコ)が自身の戦いを始動し、初戦の相手となったアンドレア・クレパック(スロベニア)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(スペイン)を6-3、6-4のストレートセットで下した、と報じた。

第1セットを先取し、第2セットを5-2までリードしたバボス/フラバチコバだが、一筋縄ではいかないクレパック/サンチェスのベテランペアに、この試合で初めて1ゲーム差まで追い上げられた。しかし、2人は勢いを取り戻し、1時間22分の奮戦の末、ダブルス第1試合で勝利を掴んだ。

「今日は出だしからいい試合ができました。積極的に攻めて、早いうちにチャンスをものにしました。サービング・フォー・ザ・マッチは逃してしまいましたが、気を取り直して次のゲームをいい形でスタートできました。そこで自信を取り戻し試合に勝つことができました」とバボスは語った。

バボスとフラバチコはクレーコートシーズンの始まりからペアを組んでおり、「SAR La ラーラ・メリヤム王女グランプリ」でのペア初優勝後、「全米オープン」から2人の勢いはとどまるところを知らず、「チャイナ・オープン」での準優勝を除き、「国立銀行カップ」、「タシケント・オープン」、「クレムリン・カップ」と3つのタイトルを制覇している。

「「全米オープン」以後に出場した数多くの試合は、どちらかと言えば小さめの規模でしたが、間違いなく私たちに自信と経験をもたらしました。本番の試合に代わるものはありません。試合で起こることは練習できませんから。今日の試合でもそれが表れました。5-4まで追いつかれて、次のゲームがリターンであっても、落ち着いてプレーすることができたのは多くの試合の経験があったからです」とフラバチコは試合の勝因を振り返った。

若手のバボスは、3度目の出場となる「WTAファイナルズ」での良い結果に満足している。2015年はクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)、2016年はヤロスラーワ・シュウェドワ(カザフスタン)とのペアで出場している。

フラバチコにとっては、ルーシー・ラデッカ(チェコ)以外とのペアで初めての出場となる。2人は2012年に準優勝し、2015年は準々決勝に進出した。夏に長年のボーイフレンドであったファブリツィオ・セスティニと結婚したフラバチコには、テニス以外にもやるべきことがたくさんあるようで、「まだ新居に行ったことがないから、プールがあるのか確かめられていないんです」と語っていた。

バボス/フラバチコバは次戦、ダブルス世界ランク1位でトップシードのマルチナ・ヒンギス(スイス)/チャン・ユンジャン(台湾)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ」ダブルス初戦、快勝したバボス/フラバチコバペア

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)