大坂の振る舞いに厳しい声が届いている(C)Getty Images 現地時間8月7日、カナダ・モントリオールで「ナショナ…

大坂の振る舞いに厳しい声が届いている(C)Getty Images
現地時間8月7日、カナダ・モントリオールで「ナショナルバンク・オープン」の女子シングルス決勝が行われ、元世界ランク1位の大坂なおみ(大会時49位)は、主催者推薦のビクトリア・エムボコ(カナダ/同85位)に6-2、4-6、1-6で逆転負け。2021年2月の全豪オープン以来、約4年半ぶりのツアータイトル獲得とはならなかった。準優勝は、今年1月のASBクラシック以来、約7か月ぶりだ。
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地元18歳の優勝に会場が熱狂する中、試合後の表彰式では、涙を浮かべながらスピーチに臨んだ大坂。「あまり時間を取りたくないので、皆さんにお礼を言いたいと思います。チームの皆さん、ボールキッズの皆さん、主催者の方々、そしてボランティアの皆さん、ありがとうございました。皆さんが良い夜を過ごせたことを願っています」と簡潔にスピーチを終えた。
しかし、ネット上では、「エムボコの優勝を祝福していない」という指摘の声も少なくない。その中でカナダのスポーツ専門メディア『Sportsnet』は、一本の記事を掲載。会見を欠席し、代わりに発表した文書の中で、「コート上で彼女への祝福をすっかり忘れていました」「本当に素晴らしいプレーをしたと思います」とコメントした大坂だが、同メディアは、この弁明に納得していないようだ。
その上で、記事内では、観客のマナーにも言及。「おそらくテニスの観客として礼儀正しくはなかった。第1ゲームでオオサカがダブルフォールトを犯した後、スタンドから『イエーイ』という大きな声が上がった。試合後半でエムボコが勢いを増すにつれ、オオサカがサーブの準備をする際、ファンの歓声を抑えるのが難しくなっていた」と会場の雰囲気を振り返っている。
なお、表彰式の優勝スピーチで、「小さい頃からずっと彼女を尊敬していました。素晴らしい選手と一緒にプレーできるのはいつもうれしいことです」と幼少期からのアイドルにリスペクトを示した新鋭エムボコは、記者会見でも大坂の会見欠席を擁護。「彼女の意向を尊重します。今もナオミのことを素晴らしい選手だと思っていますし、彼女に対する私の思いは変わりません」と強調していた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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