第61回CBC賞(10日/GIII、中京芝1200m)には、北九州記念を制して連勝を狙うヤマニンアルリフラ、函館スプリントS2着のジューンブレア、昨年3着のグランテストなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「シュトラウス」を取り上げる。
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■シュトラウス
今回のレース選択は、とうとう行き着く場所に辿り着いた、そんな印象が強い。いずれ1200メートル戦へと起用せざるを得なくなることをおそらく陣営は薄々感じていたはずだが、それでも秘めたるポテンシャルで中距離戦に挑戦し続けてきた。
2000メートルの白富士Sを制し、次走のエプソムC大敗後のここで1200メートルへ。この前向き過ぎる気性だとスプリントを使ったら最後、二度とこの距離以外でまともに競馬はできまい。丁と出るか半と出るか、になるが、奏功する可能性は十二分にあるだろう。3走前の1400メートル戦では、好位から途中で動いて前を全て潰てしまっていたのだから、あれこそが基礎スピードの質の高さの証拠だ。
直前は乱れる僚馬に惑わされることなく6F71秒4-4F54秒6-3F38秒8-1F11秒3とメリハリを効かせて加速。時計は意図的に出さず、実戦をかなり意識した内容で、最後は脚を大きく伸ばし迫力ある動きを披露した。秋には短距離王まであるか。要注目。
総合評価「S」
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