首位を走る阪神投手陣を引っ張る坂本誠志郎(C)産経新聞社 セ・リーグ首位を独走する阪神で、“扇の要”として12球団最強投…

首位を走る阪神投手陣を引っ張る坂本誠志郎(C)産経新聞社

 セ・リーグ首位を独走する阪神で、“扇の要”として12球団最強投手陣を支える坂本誠志郎。配球の妙、広い視野、そしてさりげない気配り――その魅力を象徴する場面が、8月6日の中日戦(バンテリン)でもあった。

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 2-2で迎えた9回裏、2死二塁。一打サヨナラ負けという緊迫した局面だった。打席には代打・ブライト健太。2球目のファウルは、一塁側へ飛び、一塁手・大山悠輔と坂本が懸命に追う。打球はカメラマン席へと飛び込み、捕球こそならなかったが、その直後の坂本の行動に注目が集まった。

 わずかに接触したテレビカメラを“ポンポン”と軽く2度たたき、「大丈夫?」とでも言うような柔らかな所作を見せた。険しい表情でいることが多い土壇場の守備中でも、カメラマンへの気遣いを忘れない。この一瞬の出来事に、目の肥えたファンは、SNS上で感激の声を発した。

「素晴らしい人間性ですな」「優し過ぎる」「気配り凄いよねぇ」「将来、兵庫県知事に推薦!」「これはキュンでしょ」「もはや虎のナイチンゲール」「ファールフライを追いかける坂本誠志郎に恋をした2025」などのコメントが相次いだ。

 しかし、その優しさの陰に、疲労の影も見え隠れする。

 翌7日の同カードでは、ともに失点に直結する捕逸を5回までに2つ記録し、6回の守備から梅野隆太郎と交代。坂本は7日現在で、チーム101試合中81試合に出場。自己最多の2023年の84試合に迫っており、酷暑の夏場に突入した今、体力と気力の消耗は避けられない。

 SNS上でも「せーしろーさーんお疲れだね」「らしくないやろ」「2パスボールはやばいやろ」「ほぼ出てるからさすがに疲れが…」「バッティングも精彩ないし疲れとるから」と心配する反応が相次いでいる。

 坂本といえば、7月のオールスターでも、ヤクルトのマスコット・つば九郎を全セのベンチに迎え入れるなど、敵味方を超えた細やかな気遣いで知られる。その姿は、まさに「虎のナイチンゲール」と呼ぶにふさわしい。

 その裏側で積み重なる疲労を、どう乗り越えていくか。献身性と闘志を胸に、夏場の正念場に挑んでいく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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