◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(8日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6642yd(パー72)◇曇り(観…

横峯さくらのキャディは夫の森川陽太郎さん。不動のコンビでもパワーバランスに変化があった

◇国内女子◇北海道meijiカップ 初日(8日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6642yd(パー72)◇曇り(観衆2506人)

ツアー通算23勝を誇る横峯さくらが、夫婦で大きな決断を下した。昨年11月のQT(予選会)を突破して2014年以来のシード復帰を目指すシーズンは、18試合に出場して予選通過がわずか4試合。4月「ヤマハレディースオープン葛城」の36位が最高で、メルセデスランキングは112位に沈む。ここまでを振り返れば、「最悪ですね…」と苦笑するしかない。

「私がずっとチームを引っ張るっていうところでやってきて、これだけ成績が出ていない。チーム自体の一番上が悪いということ」。試合のなかった前週のオープンウィークにキャディを務める夫の森川陽太郎さんと話し合い、“体制”を刷新した。横峯と森川さんで「7:3」くらいだったゴルフにおけるパワーバランスを、「10:0」に変更。さらに森川さんが「10」で、結果に対して全責任を持つことに決めたというから驚く。

ボギーなしの「69」をマーク

試合に臨むクラブセッティングから、「もう私には権限がない。イエスマンじゃないけど、そういう形のイメージです」。自他ともに認める感覚派として実績を積み重ねてきた横峯にとって、「私よりも私のスイングのことは理解していると思う」という森川さんの存在は心強い。

今週の開幕2日前、ずっと打てなかったドローボールの打ち方が分かった時もそうだった。ヒントになったというマスダゴルフを主宰する増田雄二さんの助言も、最初に森川さんが聞き、それをかみ砕いて横峯に伝えることでボールの位置を調整するなど自分の引き出しに落とし込むことができた。

しぶとくパーを並べ、後半に3バーディを奪って迎えた最終18番(パー5)。残り140ydほどの3打目は、7番と8番アイアンのジャッジが悩ましい風だった。「『8』のドローだったら、しっかり前に行ってくれる」。結果的には思ったほどドローをかけきれない“ミス”でも、ストレートな球筋だったからトラブルになることなくバーディ逃がしのパーで終えることができた。

3年前、最後にトップ10入りした試合

3年前、当地で最終日に「66」をマークして1打差2位に食い込んだ試合が自身最後のトップ10入りとなっている。サスペンデッドとなった時点で1打差の暫定3位につける3アンダー「69」の好スタート。「あすも絶対に『10:0』でやることを徹底していきたい」と夫婦の決めごとを貫く。(北海道北広島市/亀山泰宏)