【NASCAR】第23戦 アイオワ・コーン 350/アイオワ・スピードウェイ(日本時間8月4日)【映像】車で体当たり→接…
【NASCAR】第23戦 アイオワ・コーン 350/アイオワ・スピードウェイ(日本時間8月4日)
アメリカで人気ナンバーワンのレース、NASCAR(ナスカー)の第23戦がアイオワ州で行われた。レース中盤の、2台のマシンがボディをぶつけ合った激しい争いに、放送席と視聴者から様々な反響があがった。
レースはステージ2もまもなく終わろうかという186周目、19、20位争いをしていた9号車チェイス・エリオットと5号車カイル・ラーソンのマシンがクローズアップされた。どうやら2台はターン(コーナー)の立ち上がり途中で横並びになって争っているようだ。
リスタート直後で周囲は2列横隊をなしており、内側の19号車チェイス・ブリスコーも入れれば、ここは3ワイド(3列横並び)状態である。さらに、後方に近接したマシンのオンボード映像によれば、イン側にいたブリスコーが内側へ動いたのを見計らって、ブリスコーがアウト側にいたラーソンとの間へ、強引にマシンの鼻先を入れ込んだ形だ。
どちらもシボレー・コルベット、どちらもブルー系のカラーだが、ポジション争いはボディをぶつけ合うほど激しい。特にブリスコーは、ラーソンの内側に並ぶなり、3~4回ボディをぶつけて、ラーソンをアウト側へ押し出そうとしているように見える。
とても荒々しいドッグファイトだが、このエリオットの競り合う姿を見た解説のジャック・アマノ氏からは、「ハッハッハ、すごいな」と笑いが溢れた。NASCARといえば、『接触上等』『マシンのぶつけ合いは日常茶飯事』の世界だが、日頃、見慣れているプロの目から見ても、この争いは痛快なパフォーマンスに見えたようだ。
視聴者コメント欄には、「あ~挟まれたか」「イエロー出ちゃった」「どかされてるw」「あぶつかってる」などの意見が寄せられている。なお、2台はどちらもクラッシュすることなく、何事もなかったかのようにそのままレースを続けているあたりも、非常に面白い。そして、その後も2台は完走し、エリオットは14位、ラーソンは28位でレースを終えている。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)