全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、新たにアーチェリーが始まり、計6競技が4県で行われた。ハンドボール…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、新たにアーチェリーが始まり、計6競技が4県で行われた。ハンドボール男子では、法政二が決勝進出を決めた。

 ハンドボール男子準決勝で、法政二は開催地の地元・総社(岡山)との一歩も譲らぬ接戦を制し、2017年以来の日本一に王手をかけた。

 今年の全国高校選抜大会では3回戦で敗退。「準備が足りなかった」と松本太朗主将(3年)は振り返り、GKを外す攻撃的な「7人攻撃」の練習や大学生との試合などに積極的に取り組んだ。

 序盤は地元ファンらの大歓声に押される場面もあったが、チームの持ち味であるフットワークを生かした守備から7人攻撃につないでシュートを連発して逆転。後半にはGKが相手のシュートを連続で防ぐファインプレーもあり、2点差で辛勝した。寄修平監督は「試合を重ねるたびにプレーの精度が上がって成長する」と評価した。

 次戦は待ち望んだ決勝。「序盤から全力の守備、速攻を『ぶっ放す』」。松本主将の言葉は闘志に満ちていた。