全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、新たにアーチェリーが始まり、計6競技が4県で行われた。 埼玉県勢の…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、新たにアーチェリーが始まり、計6競技が4県で行われた。

 埼玉県勢のフェンシング女子サーブルでは星槎国際川口の野元麻央選手が優勝、同男子サーブルで同校のトゥルヒーン・ミハイル選手が準優勝した。

 星槎国際川口の野元麻央選手(3年)は、フェンシング女子サーブル準決勝で昨年王者を破り、決勝でも競り勝って日本一の座に輝いた。

 準決勝の相手は、これまで合同練習の機会などで負け続けていた「ライバル」。この日は、これまでと戦略を変えて序盤から積極的に攻め続け、相手に隙を与えずに点を重ねた。勝利の瞬間には思わず叫んだ。

 勢いそのままに臨んだ決勝では、序盤にリードを広げながらも、接戦に。不安が一瞬よぎったが、「優勝するために楽しもう」というコーチの言葉で肩の力を抜き、攻めきった。

 「目標だった1位を取れて最高の気分。夢である2028年ロサンゼルス五輪の舞台に向けて、練習を重ねていきたい」と先を見据えた。