ドジャース年間得点記録は1890年ハブ・コリンズの「148」【MLB】カージナルス 5ー3 ドジャース(日本時間7日・ロ…

ドジャース年間得点記録は1890年ハブ・コリンズの「148」

【MLB】カージナルス 5ー3 ドジャース(日本時間7日・ロサンゼルス)

 再び大記録へ加速し始めた。ドジャース・大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地のカージナルス戦で「1番・投手」で投打同時出場し、4回8奪三振、2安打1失点と好投した。打っても、3回に10試合ぶりの39号2ランと“リアル二刀流”で躍動。直近6戦で6得点を挙げ、年間では「149」得点ペース。21世紀初の偉業に迫っている。

 前日の同カードでは初回の第1打席で二塁打を放ち、フリーマンの犠飛で先制のホームを踏むと、第4打席は四球で出塁後に盗塁を決め、マンシーの適時打で生還。さらに第5打席は内野安打で塁に出ると、またもフリーマンの犠飛で3得点目を記録した。そしてこの日は自らのバットでホームを踏み、一気に得点数を稼いでいる。

 106得点はすでに両リーグトップ、2位のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の90とも大差がついている。大谷の場合は、本塁打も多い上にひとたび出塁すれば圧倒的なスピードで先の塁を奪うことができる。様々な要因がかみ合い、得点数量産につながっている。一時は自身とチームの停滞もあってなかなか得点が伸び悩んだが、直近の活躍で“偉業”を視界に捉えている。

 まず、ドジャースの最多得点記録だ。140年以上の歴史を誇る名門史において、歴代最多は1890年ハブ・コリンズの「148」。現状のペースなら記録更新も視野に入る。さらに、2000年ジェフ・バグウェル(152得点)を最後に、21世紀では一人も記録していない年間150得点も十分に狙える位置にいる。

 直近では2023年に「40本塁打&70盗塁」を記録したロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)が149得点としたものの、あと1点及ばなかった。2001年にメジャー歴代最多タイの116勝を挙げたマリナーズにあって、不動のリードオフを務めたイチローも同年は127得点だった。いかに150得点が難しいかよく分かるだろう。

 歴代でも延べ46度しか生まれていない「150」の“壁”。ナ・リーグでは1930年チャック・クラインの158得点が歴代記録となっている。昨年も8月以降に本塁打と盗塁を量産した大谷だけに、ここから一気にペースを上げることは不可能ではないはずだ。(Full-Count編集部)