プロ4年目の中川が豪快にプロ初アーチを放った(C)産経新聞社 阪神は8月7日の中日戦(バンテリン)に3-8の大敗。 先発…

プロ4年目の中川が豪快にプロ初アーチを放った(C)産経新聞社
阪神は8月7日の中日戦(バンテリン)に3-8の大敗。
先発したルーキー左腕、伊原陵人が4回5失点で5敗目。相手先発、ルーキー左腕の金丸夢斗にプロ初白星を献上する試合となったが、今後につながる材料もあった。
【動画】見よ、この豪快アーチ!中川は5番に抜擢された試合でプロ初アーチを記録した
この試合、プロ初の5番、クリーンアップに抜擢されたのは阪神の高卒4年目捕手、中川勇斗だ。0-1で迎えた2回1死の第1打席、金丸の投じた初球、外角高めの150キロを豪快に左翼席中段に叩き込んだ。
21年のドラフト7位入団。パンチ力ある打撃も持ち味とされ、捕手登録ながら今季は外野で出場機会を得ている。
今年5月6日の巨人戦(東京ドーム)では根性のヘッドスライディングでプロ初安打をもぎ取るなど、敵将の阿部慎之助監督からもガッツあふれるプロ向きな姿勢を絶賛されていた。
この日は初めて「5番」に座り、値千金の一発。初回には左翼守備で失点につながるエラーもあったことで広いバンテリンドームでアーチをかけるなど、すぐに自らで取り返す姿勢を見せた。
中川は9回にも右翼線にヒットを記録、4打数2安打1打点とベンチの期待に応える働きを見せた。
普段は5番に座る大山悠輔が2戦目の死球で大事を取って今季初の欠場となる中、また頼もしい若虎が躍動した姿を見せたとあって、これにはSNS上も大盛り上がり。
X上でも「やっぱり、トッププロスペクト」「ええバッティングするわ」「これが虎の希望や!」「ホームラン、完ぺき!」と続々と反響が高まっている。
試合後も敗戦に関わらず、抜擢した中川がしっかり結果を残したことには藤川球児監督も喜びを隠せなかったとされる。現在は左翼の一角を争うが、今後も勝負強い打撃が求められ、出場機会を増やしていく気配。
何といっても21歳の若さが光る。豪快なフルスイングも魅力、今後も背番号68の歩む道に注目が集まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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