完璧な一打で勝負の流れを手繰り寄せた佐藤(C)Getty Images 虎の“大砲”は、土壇場で猛打を発揮した。 8月6…

完璧な一打で勝負の流れを手繰り寄せた佐藤(C)Getty Images

 虎の“大砲”は、土壇場で猛打を発揮した。

 8月6日の中日戦(バンテリンドーム)で阪神は延長10回の末、3-2で勝利。終盤までもつれ込む緊張感のある投手戦をなんとかものにした。

【動画】ホームランは全てを救う!佐藤輝明の逆転28号3ランをチェック

 阪神が優勝へまた一歩前進した一戦で大きな貢献を果たしたのが、阪神の佐藤輝明だった。カード初戦となる前日にも8回に28号逆転3ランを放つ“豪打”で勝利を呼び込んだ虎の4番は、この日は試合を振り出しに戻す適時打を8回に放った。

 やや甘く入った変化球を見逃しはしなかった。1-2と1点ビハインドで迎えた8回2死三塁の絶好機で打席に立った佐藤は、中日の2番手右腕、藤嶋健人の初球137キロのスプリットを軽打。タイミングを合わせたようなバッティングで三遊間を破る痛烈な同点適時打を放った。

 今季通算で打率.458と得意とする初球打ちで勝負の流れを手繰り寄せた。この場面が象徴するように好機で回せば何とかしてくれる今の佐藤の頼もしさは、岡田彰布前監督(現オーナー付顧問)が、「CoCoKARAnext」のインタビューで「1番はチームメートみんなが認める4番。誰もが認める、納得できる4番」と語った“4番像”にも当てはまる。

 実際、佐藤の強打者ぶりは数字にも表れている。三振数こそ12球団トップの118と、お世辞にも「好成績」とは言い難いのだが、長打率は.584というハイアベレージ。さらに1打者が得点を創出したかを表す指標「XR」も77.79と両リーグ断トツトップの数値を記録。まさに主砲としての役割を完璧に担っていると言えよう。

 夏場に入っても勢いを加速させている藤川球児監督の阪神。そんな猛虎を40本塁打ペースで力強くけん引する佐藤の打棒は、ますます興味深いものとなっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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