藤浪は日本復帰3試合目にして、苦しい内容となった(C)産経新聞社 DeNAに新加入した藤浪晋太郎が8月6日、横須賀スタジ…

藤浪は日本復帰3試合目にして、苦しい内容となった(C)産経新聞社
DeNAに新加入した藤浪晋太郎が8月6日、横須賀スタジアムで行われたイースタン・リーグの巨人戦に先発。
日本復帰後3試合目の登板は大乱調となった。
【動画】帰ってきた藤浪晋太郎!日本球界復帰後の152キロ直球をチェック
初回先頭の宇都宮葵星に四球を与えると、1死後から岡田悠希にも四球を与え、二死一、二塁から三塚琉生に中前に運ばれ、日本復帰後では初失点となると、2回にも無死一塁の場面で若手捕手の山瀬慎之助、3回にも先頭の亀田啓太にいずれも右打者に死球を出すなど荒れ模様のマウンドとなった。
4回先頭から2者連続の与四球、一死二、三塁となった場面で交代が告げられた。
3回3分の1、69球を投げ、3安打5失点、7四死球と乱調の内容に、Xでも「藤浪晋太郎」がトレンド入りするなど、大きく注目を集めた。
順調に1軍マウンドへの道を歩んでいた。
日本復帰戦となった7月26日のイースタン・ロッテ戦は1回を無安打無失点。7月31日の西武戦でも3回を無安打無失点と剛腕の力を見せつけていただけに、今回の姿には衝撃も拡がっている。
元々160キロ超の剛速球を投げながら、藤浪の課題といえば制球難で知られる。
この日の死球はいずれも右打者にカットボールが抜けたものとなったが、今後も改善は必要だろう。
また対戦する球団も対策を強いられそうだ。このイースタン・巨人戦では現在1軍復帰が秒読みとなっている岡本和真は先発させず。藤浪が交代となってから、代打出場となったことも注目を集めた。
特に右打者にすっぽ抜ければ、球威があるだけに選手にとっても致命傷となる危険性もあることで、阪神時代のオープン戦では他球団が一時左打者オーダーを組んだことも注目を集めた。
入団時にはDeNA首脳陣も球団が誇る動作解析などのAI活用含め、制球難に関しては十分対応可能としていたが、果たしてどうなるか。
藤浪のこの試合の投球をめぐってはネット上でも「藤浪すぎる」「今後、どうなるのかな」「他球団もこれでは右打者、怖くて出せないよね」「1軍あげるなら、対策はしっかりしてほしい」など様々な声が交錯している。
藤浪自身、ずっと自身の課題であると認める制球難の答えは見つかるか。引き続き、注目を集める存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「イップスではないと思います」首脳陣が説く藤浪晋太郎の“制球難克服計画” DeNAはいかに怪腕を再起させるのか?【独占】
【関連記事】「変わってないな」「ガチャすぎる」藤浪晋太郎は大丈夫か?2軍戦で4回途中7四死球…巨人右打者2人の背面にぶつける 降板後に代打・岡本和真登場
【関連記事】どん底に落ちたバウアーをどう立て直す? DeNA首脳陣に訊いた“プライド消えぬCY賞投手の再起計画”「結構難しいところはある」