第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に愛知代表で出場する豊橋中央が6日、日大三(西東京…
第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に愛知代表で出場する豊橋中央が6日、日大三(西東京)との初戦に備えトレーニングを行った。試合は10日。本番を前にしても、調整ではなく体を追い込む練習で高みを目指している。
大阪市内の淀川河川敷に集まった選手たちは、約100メートルの直線を往復するダッシュ5本、チームメートを上に乗せての腕立てなどを、歯を食いしばってこなした。
愛知大会では「(初戦から決勝までの)7試合全体を意識して、決勝にピークを持っていく」と、期間中にウェートトレーニングなどの激しい練習を行ってきた。控え外野手の小原圭大郎選手(3年)は「みんな筋肉痛のままプレーしていた。普通は軽い調整になるので、こういうチームはあまりないと思います」と笑う。甲子園でも決勝まで戦える力を付けようと、エースの高橋大喜地(だいきち)投手(3年)はスクワットの体勢で自己最高という180キロのバーベルを挙げるなど、日に日にパワーを増している。
萩本将光監督のすすめで、元陸上部の記者(24)もダッシュに参加させてもらったが、選手たちにはついていけず。練習後、背番号16の前川唯一(ゆいと)投手(3年)は「自分たちも、最初は全然ついていけなかったっすよ」と声をかけてくれた。(松本敏博)