第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、午前の部が中止となり、午後の部で1回戦2試合が行…

第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、午前の部が中止となり、午後の部で1回戦2試合が行われる。第1試合は、両チームが誇る投手の力投の競演に期待したい。

【大会第3日第3試合(16時15分)】
津田学園(三重)-叡明(埼玉)

 両チームには「頼れる投手」がいる。春夏通じて初出場の叡明の田口 遼平内野手(3年)は、背番号6の遊撃手と投手を兼任する。埼玉大会準決勝では延長11回を投げ切り、14安打8失点されながらも粘り強い投球で完投勝利。決勝では9回のマウンドに上がり、守護神として相手の攻撃を封じ込めた。1年夏から実戦の経験があり、緩急をつけた投球で、チームを支える役目を果たした。

 津田学園にはプロ注目の最速149キロ左腕の桑山 晄太朗投手(3年)が君臨する。三重大会では全5試合に登板して、31.2回を投げて失点はわずか1。奪った三振もイニングを上回る35三振をマークした。速球はもちろんのこと、3種類のスライダーを駆使する器用さも兼ね備えている。

 右腕と左腕の気持ちのこもった投げ合いが見られるかもしれない。今からでもワクワクしてくる。