サマースプリントシリーズの四戦として行われる真夏のスプリント重賞、CBC賞。一昨年までこの時期に小倉競馬場で行われて…

 サマースプリントシリーズの四戦として行われる真夏のスプリント重賞、CBC賞。一昨年までこの時期に小倉競馬場で行われていた北九州記念の位置付けになるので、データ分析としてはその位置付けを重視して、15年から23年までの北九州記念と昨年のCBC賞を調査対象として分析したい。

1.牝馬が強い

 過去10回で、牝馬は[6-5-7-55]で複勝率24.7%と安定していて、単勝回収率も308%。前週のアイビスSDでも牝馬の活躍が目立ったが、ここでも「夏は牝馬」の格言通り牝馬が優勢となっている。

2.牡馬はそこそこハンデを見込まれる馬が狙い目

 牝馬が優勢なレースだが、牡馬でも好走傾向があって、それはハンデをそこそこ見込まれること。過去10回で、牡馬で55.5kg〜57kgの斤量だった馬は[3-2-1-23]で勝率10.3%、複勝率20.7%、単複の回収率も100%を超えている。斤量53kg以下と57.5kg以上の馬は全く馬券に絡んでいない。牝馬に2kg引いた53.5kg〜55kg帯が優秀だが、牝馬は51kg以下の軽量馬も好走しているので注意したい。

3.4歳牝馬の複勝率が際立っている

 過去10回で、4歳牝馬は[2-1-4-8]で複勝率は何と46.7%。複勝回収率も118%で妙味も十分だ。逆に7歳以上になると[0-0-0-5]と少ないながらも全く馬券に絡んでいない。

 カルチャーデイは4歳牝馬でこのレースで優勢な条件にピッタリだ。元々2歳時にファンタジーSを勝っている馬だが、その後は低迷し、2走前の米子城Sで復活を果たした。前走の函館スプリントSでは6着で、ハンデもちょうど好走傾向あたりに落ち着きそう。ここは重賞2勝目も十分。