第107回全国高校野球選手権大会で、叡明は大会3日目の7日第3試合(午後4時15分開始)で、津田学園(三重)と対戦する…
第107回全国高校野球選手権大会で、叡明は大会3日目の7日第3試合(午後4時15分開始)で、津田学園(三重)と対戦する。社会人野球チームの日本通運で共にプレーした叡明の中村要監督(51)と津田学園の佐川竜朗監督(47)に、注目選手や試合展開を聞いた。
――日本通運では先輩、後輩だったのですね。
中村 明治大学からすごい選手が来るという前評判通りの、パワフルな打撃と強い肩が持ち味の好青年でした。
佐川 とても熱い先輩です。大柄な体格に似合わず、バットを短く持って粘り強く打つ姿が印象的でした。
――相手校の印象は
中村 左腕桑山晄太朗投手(3年)を中心に野手が連動する、とてもまとまりがあるチーム。
佐川 増渕隼人(3年)、田口遼平(3年)の両投手を軸とした堅い守備とつながる打線で、激戦区の埼玉を勝ち上がってきた。
――警戒する相手の選手は。
中村 桑山投手。直球は速く、変化球も鋭い。うちの打者がどれだけ対応できるか。
佐川 青木柚吾捕手(2年)など4、5人中心となる打者がいる。チャンスでまわさないようにしたい。
――鍵となる自チームの選手は。
中村 全員です。増渕、田口を中心にどれだけ失点を防げるかが鍵になってくる。
佐川 日替わりヒーローで三重大会を乗り切った。甲子園では誰が活躍してくれるか楽しみ。
――理想とする試合展開は。
中村 締まった試合展開で、終盤に一気に流れをつかみたい。
佐川 甲子園独特の雰囲気にのまれず、接戦をものにできるような勝ち方をしたい。
――チーム状態は。
中村 バットも振れているし体も動いている。日程も相手も決まり、より一層心が締まってきて、良い状態です。
佐川 決勝の疲れも取れてきて、リラックスして練習にも臨めている。
――改めて初戦への意気込みを。
中村 甲子園という舞台でお互いに良いゲームをしたい。それだけです。
佐川 先輩と甲子園で戦えることに感謝して、良いゲームにしたい。(構成・恒川隼)