第107回全国高校野球選手権大会に出場している高知代表の高知中央は、大会第3日の7日の第2試合(午前10時半開始予定)…
第107回全国高校野球選手権大会に出場している高知代表の高知中央は、大会第3日の7日の第2試合(午前10時半開始予定)で、滋賀代表の綾羽と対戦する。初戦を前に、高知中央の山野司監督と綾羽の千代純平監督に、お互いのチームの印象や戦い方などを聞いた。
――初戦への意気込みを。
山野監督 相手は滋賀の強豪に勝って出てこられたチーム。なんとか接戦に持ち込めるように頑張りたい。
千代監督 本校は甲子園初出場だが、高知中央は2回目。なんとか食らいついていきたいと思っている。
――相手の注目選手は。
山野(以下、敬称略) 打者では北川選手と4番の山本選手。全員がいいバッティングだと思うが、その2人に注意したい。投手では、藤田投手と安井投手を攻略できるよう頑張りたい。
千代 打線では、1番の高山選手がキーマンになると思う。投手では、エースの松浦投手は非常に総合力が高い。堅田投手も150キロを超える投球の大会屈指の投手だと思う。
――自分のチームの鍵を握る選手は。
山野 高山が軸になっている。打つ方も守る方も、主将として引っ張ってもらいたい。
千代 北川がチャンスメイク、ポイントゲッターなど様々な役割を担う。守備でも中心になる。
――どんな試合展開を思い描くか。
山野 接戦に持ち込むのが、高知大会からやろうとしていることなので、なんとか接戦に持ち込んでいい試合がしたい。
千代 初出場の舞台で、無失点などの堅いゲームは難しい。ある程度失点も計算に入れながら、しっかりバットを振っていきたい。
――地方大会で粘り強く勝ち上がることができた理由は。
山野 打たれるのは仕方ないけど、エラーで失点するのは絶対避けようと練習してきて、夏にその成果が出たと思う。
千代 冬の間の練習だったと思う。走り込みや振り込みの数をこなすことを「心の技術を鍛える」と言って続けてきた。(原篤司)