第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、1回戦4試合が行われる。第1試合は、センバツ優勝…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、1回戦4試合が行われる。第1試合は、センバツ優勝チームが春夏連覇をかけて初戦に挑む。
【大会第3日第1試合(8時00分)】
横浜(神奈川)-敦賀気比(福井)
センバツ優勝の横浜が、偉業に挑む。あの松坂大輔投手を擁した1998年以来の春夏連覇を狙う。公式戦の連勝こそ止まったが、強豪チームの存在感は揺るがない。投打にバランスが取れたレベルの高いチーム力で、この夏の大会も優勝候補筆頭であることは間違いない。27年ぶりの春夏連覇へ。どんなスタートを切るのか注目される。
注目選手は数多いが、なかでも背番号1を背負う、奥村 頼人投手(3年)に注目したい。投打の二刀流で活躍する奥村頼は、神奈川大会で投げてはイニング数6.1回をはるかに上回る12奪三振をマーク。3失点は喫しているが、安定感はチーム一であることは間違いない。
さらに上をいくのが打撃面。チームトップの3本塁打をマークするなど、その打撃力の高さを証明してみせた。準決勝、決勝と2試合で3発をマークするなど、チームの優勝に大きく貢献した。勝ち上がっていくにつれ、調子を上げていく。まさに頼れる男ぶりを発揮した。
不動の4番が初戦でどんな打撃を見せるのか。たとえリードを許してしまったとしても、何かやってくれるのではないか。そんな目で奥村頼の打席を見守りたい。