第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、1回戦4試合が行われる。第2試合は、「シンデレラ…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は7日、第3日を迎え、1回戦4試合が行われる。第2試合は、「シンデレラ右腕」と4番捕手の対決が勝敗を左右しそうだ。
【大会第3日第2試合(10時30分)】
高知中央(高知)-綾羽(滋賀)
この夏、高知大会で翠星のように現れた右腕がいる。決勝戦の明徳義塾戦。高知中央の堅田 徠可投手(2年)が、先発6安打2失点の完投勝利を挙げた。エースのアクシデントにより急遽回ってきた先発の大役を見事に果たした。さらに8回には自己最速を8キロも更新する151キロをマーク。強敵を封じ込み2度目の甲子園を手にした。まだ2年生ながら、力強い直球にはまだまだ伸びる要素もある。甲子園でのデビューで一躍その名を上げるかもしれない。
対するのは、春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ綾羽。なかでも4番に座る山本 迅一郎捕手(3年)が県大会で結果を残し、チームの甲子園出場に貢献した。17打数9安打で打率は.529。さらに9本の安打中、二塁打2本、三塁打2本、そして2本塁打と、6本の長打をマークした。172センチ、92キロと「重量クラス」の体格を生かしたパワフルな打撃が魅力だ。
最速151キロの剛腕と、90キロ超の4番打者。力と力の勝負が楽しみだ。その結果が、チームの勝敗を分けるかもしれない。