(6日、第107回全国高校野球選手権大会1回戦 開星6―5宮崎商 延長十回タイブレーク) 追い込まれても諦めない。宮崎大…
(6日、第107回全国高校野球選手権大会1回戦 開星6―5宮崎商 延長十回タイブレーク)
追い込まれても諦めない。宮崎大会の準決勝、決勝を逆転してきた宮崎商。甲子園でも「逆転の宮商」の意地を見せた。
九回、適時打で1点差に迫ると、なおも1死三塁で主将の水谷は「犠飛か野手の間を抜くことを狙った」。欲を出さず、変化球をコンパクトに振り抜き左前への同点適時打とした。アルプス席も大盛り上がり。宮崎大会から3戦連続逆転の機運は高まったが、あと一本が出なかった。
優勝校が毎年のように変わる夏の宮崎を61年ぶりに連覇してたどり着いた舞台だったが、昨年に続く初戦敗退。「少しは粘り強さを見せられたが及ばずに申し訳ない」と、水谷は悔し涙を拭いた。