同僚にして、ライバルでもあるフェルスタッペン。彼に迫ろうと奔走する角田に重鎮が意見した(C)Getty Images 去…

同僚にして、ライバルでもあるフェルスタッペン。彼に迫ろうと奔走する角田に重鎮が意見した(C)Getty Images
去る8月3日(現地時間)に行われたF1の今季第14戦のハンガリーGPでも、角田裕毅は17位と低迷。正念場とみられたレースでも惨敗した。
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もっとも、“内容”にフォーカスすれば、以前との違いも浮かび上がる。2008年のデビッド・クルサードに並ぶレッドブル史上ワーストの7戦連続ノーポイントとなった角田だが、公式予選ではエースのマックス・フェルスタッペンに0秒163差と肉薄。ローラン・メキース代表も「我々が今集中しているのは、ユウキに必要なものを提供して、彼がパフォーマンスを発揮できるようにすることだ。過去に見せてきたようなパフォーマンスを彼が再び発揮できない理由はどこにもない。今はそこに全力を注いでいる」と力説するほど、走りは以前よりも改善の兆しが見られている。
現地時間7月25日に行われたベルギーGPの公式予選で、メキース代表による“鶴の一声”で、角田のマシンにも、これまでフェルスタッペンが優先されていた最新パーツ(フロア)を移植。これによって一定水準のタイムアップを成功させた25歳は、目に見える結果とは裏腹に、“可能性”を感じさせるようになった。
依然として、角田がレース中に「ふざけんな!」と苛立ちを爆発させもしたレッドブルの陣営とのコミュニケーションなど課題は山積している。そうした中でマシン改良によって数字を伸ばしたのは、改善に向けた好材料と言える。
では、世間が求める「結果」を得るためには、あとは何が足りないのか。レッドブルの顧問を務める、業界の重鎮ヘルムート・マルコ博士は、英モータースポーツ専門サイト『CRASH』において「マックスと並んで走る者は、彼に勝とうとするのをやめなければならない」と指摘。ハンガリーGP後に「過去数年間で彼(フェルスタッペン)にここまで迫ったドライバーはいない」と語った角田への持論を展開した。
「マックスとともに戦う者は、まず自分自身とチームのためにベストを引き出すべきだ。マックスに勝つのは今のところ不可能だ」
エースとの差を理解すること――。これが浮上のカギになると説いた重鎮からの指摘は、角田に変化を生むのか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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