全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、新たに登山、バドミントンが始まり、計8競技が5県で行われた。 山形…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、新たに登山、バドミントンが始まり、計8競技が5県で行われた。

 山形県勢は、カヌー男子スプリント・カナディアンシングル(200メートル)で谷地の伊藤直大選手、同女子スプリント・カヤックフォア(200メートル)で寒河江が、それぞれ優勝した。

 アップの段階では緊張のため、動きがぎこちなかった。応援に駆けつけた兄・真大さんから「リラックスしろよ」と声をかけられた。

 男子スプリント・カナディアンシングル(200メートル)決勝。「ウオー」と雄たけびを上げ、緊張を振り払った。スタートダッシュが決まり、序盤から抜けだした。「いける。逃げきってみせる」。パドルでしっかりと水をつかみ、一かき一かきに集中。ほかの選手との差をぐんぐん広げ、1着でゴールした。

 兄の影響で小学生の時に始めたカヌー。高校3年になってタイムが伸び悩んでいたといい、「良い記録が出て、正直ホッとしている」と笑顔を見せた。

 力強いスタートダッシュを可能にするのは持ち味の瞬発力だ。短い距離を全力でこぐ練習や筋力トレーニングなどで身につけた。芦野貴士監督は「パワーを効率よくパドルに伝える体の使い方がうまい」と話す。

 スプリント・カナディアンシングル(500メートル)では準優勝だった。「今回の結果に満足せず、持ち味を磨いて、200メートルでも500メートルでも勝てるようにしていきたい」と力強く語った。(原彩乃)